
今どきの小学生は、遊びに行く前に宿題を済ませる
娘は小学生。毎日学校から帰って来ると、まずは宿題や家庭学習を済ませる。遊びに行ったり本を読んだりといった自由時間は、その後である。そうしたルールを課したのは私と妻だが、娘は健気によく守っていると思う。私が小坊主の頃は学校から帰るなり、誰の許可を得るでもなく遊びに出かけていたものだ。おいのび太、野球しようぜ。
その宿題やら家庭学習やらだが、これは昔と変わらずプリント、もしくはノートに手書き。そして娘には字を丁寧に書くように指導しているため、ザツな場合は書き直してもらっている。ミミズがのたくったような字を得意とする私が、恥ずかしげもなくよく指導できたものである。
サクラチェッカー90パーセントだけど大丈夫ですか?
消しゴムを使うとカスが出る。当たり前だ。しかも娘はいつも力いっぱい消そうとするため、やたらカスが多くなる。さらにそのカスを娘は勢いよく払い飛ばす。結果、床がカスまみれになる。私は厳しく払い飛ばさないように指導したところ、今度はカスをひとまとめにして「ねりけし〜」などと楽しむようになった。懐かしい。私もよくやったものだ。

だが宿題は早く終わらせるのがセオリー。ねりけしを作っている場合ではないのだ。ということで、消しゴムのカスを効率的に始末すべく、電動マシンを導入した。卓上クリーナーの「トルパ」である。Amazonで買ったのだが、購入前に恒例行事であるサクラチェッカーで調べた。そうしたら「サクラ度は90パーセント」と出た。
しかし口コミを見るとすごくいい感じなのだ。サクラ度が90パーセントということは、この10人に9人がサクラってことなのだろうか? よく分からない。
使ってみたら、あらいい感じ。充電式バッテリーの持ちも良好
ズバリ、結果からいうといい商品だった。娘が使っているのを見て私も欲しくなり、新たにもう1台購入してここ1年くらい愛用しているが、まだ壊れそうな気配はない。細かくレビューしていく。









消しカスを逃さず確実に吸い込む優秀なハンター
このアイテムの一番の働きどころは、消しカスをきちんと吸うかどうか。それについては私ごときがおこがましいが、100点満点を差し上げたい。吸引力はそこまで強力ではない気がするのに、ブラシの効果なのか、消しカスに特化した特殊なスキルが付与されているのか、とにかく大変よく吸い込むのだ。おかげで娘の机のまわりから消しカスがなくなり、ねりけしコレクションもめっきり見かけなくなった。
ただ、あまりよろしくない点もある。それは消しカスを捨てる際、飛び散りやすいことだ。やり方は上下を分割し、それぞれに溜まった消しカスを捨てるだけなのだが、上下に分割する際の力加減を間違うと、いきなりパカッと開いて消しカスが飛び散る。そしてその消しカスを再びクリーナーで吸い取るという不毛な作業をしなくてはならない。購入したら使用前に力加減のコツを掴んでおくことをおすすめしたいが、おそらく小学校低学年の子供には難しい。娘にやらせてみると、確実に消しカス爆弾が破裂する。これは親がやるべきだろう。娘のクリーナーは2週間に1度くらいの頻度で捨てている。
中身の消しカスを捨てた後も、けっこう内側に消しカスがへばりついて残っており、完璧にキレイにするのは少し手間がかかる。私は面倒なのでザッとカスを落としたらそれで良しとしているが(外からは見えないし)、几帳面な性格の人は気にするかもしれない。
サクラ度じゃなくて満足度が90パーセントの商品でした
とはいえ、ダメな点はそれくらい。デザインはシンプルでとてもいい。ロゴの主張も控えめだ。ボディはツルツルでザ・プラスチックという感じながら、天面部分のみ密かにマット加工されており、そのおかげであまりチープに見えない。消費電力が小さいのか、バッテリーの持ちも悪くない。私のは3〜4ヶ月に1度の充電でもバッテリー切れしたことはない。娘のクリーナーは使用頻度が高いので、2週間に1度くらい充電しているが、もしかすると1ヶ月近く持つかもしれない。
トータルで点数を付けるなら90点。奇しくもサクラチェッカーの90パーセントと数字が被ってしまったが、小学校に通っている子供がいる家庭なら、買って損はないと思う。私のように仕事で書き物がおおい大人にもおすすめだ。
- しっかり消しカスを吸う
- シンプルでコンパクト
- 小学生でも使える操作性の良さ
- USB-Cで充電できる
- 消しカスを捨てる時、飛び散りやすい
- 夜中だと作動音が若干気になる
- 中身は掃除しにくい